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「日本語教科書」の作成支援を!
投稿者:
天野史朗
投稿日:2009年 4月21日(火)10時04分51秒
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編集済
今日は!皆さんのお知恵を拝借したく筆をとりました。私は今、中国の大学の先生と「観光日本語」教科書と「観光ビジネスと異文化コミュニケーション」というを副読本を編集し始めています。門外漢ですが、これはその第一弾です。なぜ、「観光日本語」が最初かといいますと、世界経済予測で強調されているように「21世紀はアジア諸国の人々が海外観光旅行に出かける!ブーム”の突入時代」です。中国と日本との間でも、観光を通じての人的交流が盛んになりること予測されています。そこに「就職」と「起業」のチャンスがあるように思えます。以降、「日本社会の現状」「日本的経営手法」「日本の海外マーケティング手法」・・などの作成が期待されています。勿論、私はお手伝い役です。
中国には現在300を優に越える日本語学科が大学で開講されています。在籍学生数は約4万人というところです。彼らは就職難に悩んでおり、就職機会の発掘に懸命になっています。日系企業では「現在の日本語レベルではビジネスに通用しない」として、「ビジネス英語力のある中国人学生」の雇用に熱い視線を走らせています。日本人として残念に思います。しかし、日常日本語会話以上の”何か”が必要になっています。多分、それは「ビジネスの考え方」、「ビジネスマナー」を含めて、日系企業の企業風土にマッチする何かが欠けているからでしょう。具体的には「ビジネス日本語力」、「経済など専門力」、「異文化コミュニケーション力」のレベルアップの問題だ思われます。
現在、中国の日本語教科書の大半は中国人の先生方が作られています。勿論、「日本語の語彙」、「日本語文法」、「日本文学」が中心です。ところが、日本と中国の交流関係は一段と経済交流に比重が置かれ始め、中国での日本語教育は”友好交流型”の日本語から、”経済交流型”日本語へと、ウエイトをシフトする必要性が叫ばれています。ところが、教科書を作成する年代の中国人の先生方は中国の大学の日本語学科卒業生で、日本語学以外の分野のことにあまり明るくないのが実情です。そんなこともあり、依頼されたのだと思います。
勿論、日中経済関係に役立つよりよいモノをと思っていますが、私自身カリキュラムなど教科書構成に明るくなく、その能力に限界があります。「地の塩」的な活動ですが、何とか皆様の教育専門にもとづくお知恵とご経験をお借りするなど、「協力と支援の輪」が広がることを期待しているのでが・・・。
ご存知のように、アジアでの日本人の評価は必ずしも高くありません。中国も例外でありません。中国のテレビでは毎週のように当時の「日本軍の残虐行為」が放映されています。そのような社会情勢の中で、日本語を専修する学生は「日本の”シンパ”予備軍」として、暖かく捉えるべきできでないでしょうか。彼らの「ビジネス日本語力」をアップする。彼らの「日本に関する経済専門力」をアップする。彼らの「日中間の異文化コミュニケーション力」をアップする。その手助けとなる教科書を!という訳です。
そこでの日本語教育は単なる”意思疎通の手段”としての日本語ではなく、「言葉は文化である」という幅広い視点から日本語と日本語教育をとらえ、日本人の考え方、例えば、「日本の経営・技術移転の仕方」など、その”背景にある考え方”を正しく伝えることも大事のような気がいたします。そのような教科書が見当たらないのが現実です。それが相互理解を妨げている一因のような気がします。その点を何とか補いたいのです。
「教科書が”人”を創くった」という格言があります。教科書の人間形成に及ぼす影響力は大きいという意味でしょうか。これからの日本語教育では、日本人の協力による「経済交流型の教科書の作成」が当面の課題になる気がいたします。それが日本語学科学生の日本への理解を一段と高める。このような意識の高まりが、同時に日本人学生の間に中国を始めとするアジアの諸国との「共生」「共栄」「共働」「共創」の意識を高める副次効果をもたらす。そんな気がしますが・・。
私はこれまで約10年間に、私蔵の図書を含め日本関係図書を3000冊近くを大学に寄贈してきました。中国に「千里の道も一歩から」と言う諺があります。今は、そんな気持ちを抱きつつ何とか努力しようと、力不足の自分の尻を叩いております。
なお、中国の大学における日本語教育の問題点については、お役に立つかどうか分かりませんが、私の「日中経済交流新時代の”盲点”」(日中華報電子週刊 2008.05.24)を是非ご一読いただければ誠に幸いです。
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